創刊号

カイゴのしごとをはじめたきっかけはなんですか

これからカイゴのしごとをはじめる人へのメッセージ

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  • #地域密着型特別養護⽼⼈ホーム庄の⾥「なごやか」
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  • #特別養護⽼⼈ホーム⽇本原荘(従来型)
  • #特別養護⽼⼈ホーム旭ヶ丘
もくじindex
特別養護⽼⼈ホーム
旭ヶ丘
介護職員 新⾕ 真⾥(27)さん
特別養護⽼⼈ホーム
⽇本原荘(従来型)
介護職員 ⼩林英⾥⾹(27)さん
特別養護⽼⼈ホーム
かもがわ荘
介護職員 嶋⽥ 愛⾥(22)さん
地域密着型特別養護⽼⼈ホーム
庄の⾥「なごやか」
介護職員 森⽥ 泰弘(23)さん

カイゴのしごとをはじめた
きっかけはなんですか

森田さん
僕が介護を始めたきっかけは、大学時代に学んだことを活かしたかったからです。あとは、今勤めている施設が職場見学の時にとても雰囲気が良くて、他は受けずにすぐ入職を決めました。
嶋田さん
私は小学校時代、学校が終わってから近所の法人のデイサービスに預かってもらっていました。そこで高齢者の方とお話しする楽しさに気づき、自ら進んで曾祖母の在宅介護と施設介護両方に関わるようになったんです。そこでの経験から「自分が知識をつけて介護する側になれば、せめて自分の家族だけは守れるんじゃないか」と思い、福祉系の高校に行くことを決めました。就活の時、福祉系の就職フェアで今の施設に出会ったんですけど、施設長とずっとお話してて(笑)気づいたら自分の中で「もうここに就職する!」と決まっていました。
森田さん
第一印象って大切ですよね!
嶋田さん
「挑戦したいことがあれば、いくらでもサポートしてあげるよ。失敗しても僕たちがちゃんとカバーしてあげるから」って言ってくださったんです。そして今、入職して色々とさせてもらってます(笑)
新谷さん
私も、中学生の時に祖父に介護が必要になったことがきっかけです。身体の小さい祖母が、自分よりも身体の大きい祖父を介護するのはとても大変そうでした。当時の私は近くで見ているだけだったので「私にも何かできることがあったらな」と思い、これがきっかけで介護の学校を目指しました。そして、介護の学校に進学後、最初に行った実習先が今の施設だったんです。利用者さんにすごく丁寧で、とても良い施設で‥最初に実習に行ったのも大きいかもしれないのですが、印象深くて、そのまま就職して、もう7年が経ちます。
小林さん
私は、中学生の夏休みに介護ボランティアに参加したのをきっかけに、介護に興味を持ち始めました。それから高校生になり、就職をどうしようかと考えていたときに、自分の祖父に介護が必要になって…。自分の祖父に何かしてあげられるような仕事がしたいと思い、中学時代のボランティアの経験を思い出して、今の施設への就職を決めました。
新谷さん
じゃあ、高校卒業してからずっと今の施設で働かれているんですか?
小林さん
そうです。高校卒業してからずっとなので、もう8年くらいになりますね。
森田さん
じゃあ、みんな1回も転職したことないってこと?
小林さん
みんな続けていてすごいですよね。ちなみに私、福祉系に全然関係ない食べ物系の高校に通っていたんですよ。
嶋田さん
良いですね。絶対スキルになりますよ。でも、全然関係のないところから入ってくるのもすごいですよね。色んな道があるなあ。介護の仕事に興味をもったきっかけはみんな自分の家族の存在が大きいですよね。

カイゴのしごとの楽しさ&やりがいを教えて

森田さん
僕は、利用者さんと他愛もない会話をしている時が一番楽しいなと感じます。書類整理などの仕事はなるべく早く終わらせて、できるだけ利用者さんとお話しする時間を作りたいって思っています。ソファーやテレビのある憩いの場で利用者さんと一緒に座っておしゃべりしていますよ。
嶋田さん
私の施設では「指名担当」っていう取り組みがあるんです。利用者さんのこれからの生活や医務、生活相談員との連携などを全部1人でします。今、指名担当をさせてもらっているのですが、利用者さんのご家族と信頼関係を築きながら、最期に「嶋田さんでよかった」と言っていただける時が、この仕事をしていて良かったなと感じます。
新谷さん
私がやりがいを感じるのは、自分が企画した行事で利用者さんが楽しんで笑ってくれているときです。私のところは特別養護老人ホーム(以下:特養)なので、入所すれば施設が生活の場になります。そのため、少しでも利用者さんに楽しんでもらえるよう、自分たちで行事を企画するのが楽しいです。
小林さん
私は、利用者さんに「あなたがいてよかった」「一緒にいてくれてよかった」と言っていただいた時です。特に最期の看取りの時間に自分の名前を呼んでくれることがあったりすると、関われてよかったな、この方の最期に立ち会えてよかったなと思います。ほんとにその時は泣きそうです。

やっぱり大変なところもあるよね、カイゴのしごと

嶋田さん
私は腰痛が悩みですね。元々腰が弱くって…。「若いのに」とか「そんな歳じゃなかろうが」とか言われるんですけど、もう痛いもんは痛いんですよ(笑)
小林さん
雨の日とか、寒い日は特に痛くなりますよね。
森田さん
利用者さんへの口腔ケアや排泄ケアをしながら、その他の雑務もこなさないといけないので大変です。利用者さん自ら動いてくれるよう声掛けもしてみるのですが、うまくいかないこともあって。
嶋田さん
時間内にこなさなきゃいけないっていうプレッシャーはありますよね。
新谷さん
認知症を持たれている利用者さんが相手だったら、思いが伝えれられない、伝わらないもどかしさやしんどさがありますよね。
嶋田さん
どうしても介護度が高い利用者さんばかり対応してしまって、介護度の低い利用者さんに時間がかけられないっていう。「お話しましょう、お散歩にいきましょう」みたいに声はかけているんですけど。対応出来ないことが多くて申し訳なくなってくるんですよね。
新谷さん
他で言うと、今も昔も人間関係ですかね…。新人の頃は、早く仕事に慣れて、上の人たちについていかないといけないプレッシャーを感じていました。働き始めて7年目の今はリーダーを務めているのですが、私より年上の職員さんに対して指示することもあって、年齢関係なくまとめていかないといけない大変さを感じています。
小林さん
私は皆さんと違って、学生時代に介護の勉強をしてこなかったので、入職してすぐはついていくのが本当にやっとでした。今は業務に慣れてきて、自分も仕事を任せてもらえるようになってきたのですが、仕事量が増えることで利用者さんそれぞれと関われる時間が少なくなってきているなとは感じています。日頃は「定時でがんばって帰ろう」って思うんですけど、夜勤明けはどうしても残っちゃいますね。
嶋田さん
朝、無駄にハイになって元気になりますもんね(笑)
小林さん
帰るときとかね(笑)

これからカイゴのしごとをはじめる人へメッセージ

森田さん
介護の仕事はとても楽しいです!利用者さんと笑い合ったり、感動したり、白熱したり…とても思い出に残る仕事です。利用者さんとの関わりを深めていくうちにやりがいも感じて、介護の仕事をしていて良かったなと感じます。
嶋田さん
失敗することもあるけど、実は昔の失敗が今の実生活につながっていたりします。「あの失敗があるから今があるんだ」と思い出せる日が絶対にくるので、学生の間にいっぱいチャレンジして、いっぱい失敗してほしいです。あとは、自分が知らない時代を生きてきた利用者さんから学ぶことも多くって…。介護って、本当に深いです。
小林さん
介護のお仕事は病院と違って、病気を直したら終わりではありません。特に特養は、生活のすべてを一生支えていくお仕事だと思っているので、その分本当に責任も大きくて、ほんと深い仕事だと思います。1回施設の見学なんかに来てもらって、雰囲気を感じてもらいたいです。
嶋田さん
とにかく、介護業界に限らずかもしれませんが、若手が足りないですよね。フレッシュな人材求む(笑)
小林さん
最近は移乗用リフトやICTツールを使うなど、介護業界はすごく進化しています。給与なども上がり介護職員の待遇もどんどん良くなっています。若い方もぜひ興味を持って欲しいですね!
新谷さん
先輩職員をはじめ、利用者さん、そのご家族などたくさんの人からたくさんのことを学ぶことのできる環境です。利用者さんの穏やかな生活を支援できるこの仕事で、ぜひ一緒に働きましょう!